FSFイラストを描いた「まつやまたかしさん」は「Dr.スランプ」に登場していた!?
2023.03.15
富士スピードフェスティバル(FSF)のイメージイラストをお願いしたのは、イラストレーターのまつやまたかし(松山孝司)さん。2021年に第一回を開催したFSFでしたが、参加いただいた皆様のクルマは多種多様、スタッフがやりたいこともたくさん! 新しくHPを立ち上げるに当たり「FSFのメインビュアルを設定するのって難しいよね」となったことが発端でした。
富士スピードウェイで、たくさんのクルマと参加者が楽しそうにサーキット走行や展示の見学を楽しんでいる。そんなイメージイラストの制作にピッタリだったのが、松山さんでした。
松山さんとのお付き合いは、今から22年も前のこと。松山さんは1999年に「自分で建てたあこがれのアメリカンハウス」という本を出版。タイトル通り、松山さんは自分自身でアメリカの平家のような2×4住宅をセルフビルドし、その楽しくも苦労した話などを一冊に収録されていました。
松山さんの家は映画E.Tのダイニングをそっくりコピーした部屋やトイストーリーに出てくる子供部屋の再現、はたまたトムとジェリーが出てきそうな壁の穴など、インテリアの随所にハリウッド映画のワンシーンに基づく造作がされていたのです。この本に感銘を受けた当時のDaytona編集長が早速、松山さんにコンタクトを取り、ご自宅の取材を敢行。記念すべきDaytona創刊100号にその模様を掲載するとともに、その流れで「スタイルハウス」という住宅雑誌も創刊。その巻頭特集でも松山さんのご自宅を紹介させていただいたのです。
実は松山さんは、誰もが知る漫画家・鳥山明氏の名作『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』のアシスタントとして、これらの背景を描き込んでいたという経歴を持ち、当時は松山くんとして物語の中にも登場していました。小学校低学年で毎週ジャンプを購入していた私にとっては、その事実に驚愕! そこから松山さんにはDaytona誌で、イラストのお仕事などもお願いするようになったのでした。