ノーマルの「カングー」で初めてのサーキット走行! 本当に未経験でも大丈夫?

2023.04.13

富士スピードフェスティバル2023では「初心者、未経験者にもサーキットを楽しんでいただきたい! 」というコンセプトを掲げています。しかし、皆さんの中には本当にサーキット初めてで、どんなクルマも走って大丈夫なの? と考える方もいらっしゃると思います。ここでは、去年のFSFにルノー・カングーで参加した私、FSF2023運営責任者、西田が初めての富士スピードウェイ、サーキット走行会デビューの様子をレポートさせていただきましょう!

私のクルマは2009年に新車で購入、以来7万キロを乗り継いだ黄色いデカングーの前期型。サーキットでの走行経験はなく、普段はほとんどが街乗りです。参加したプログラムは「ルノー・アルピーヌラン』。スタッフからは『追い越し禁止の走行会ですからカングーでも全然余裕ですよ! 楽しんで来てください!』と送り出され、短パンにノーヘルで気楽な感じでグリッドに並びました。列の最初の方にはカングーも並んでいたので、まあ走れるんだろうなって感じでスタート(後で考えるとそのカングーはサスなどチューン済み)。最初は皆さんゆっくり走っており、私もスマホで写真を撮るなど余裕でしたが、その後は結構大変でした。二週目からスピードがあがり、どんどん置いていかれうっすら汗が!  当時は分かりませんでしたが、グリッドで一緒に並んでいたクルマは、ルノーと行ってもトゥインゴGTにメガーヌRSトロフィー、アルピーヌなどなどのスポーツモデルが主だったんです。

カーブで前のクルマからドンドン離され、焦って直線でムダにベタ踏み、またカーブで離されてのくり返し。遅いと後ろの人に申し訳ないからもっと攻めたろうと気合いで入った、忘れもしないスープラコーナー! ここで横転しそう(多分)なほどの恐怖を味わってしまいました。ふわっとした感じというか、クルマの挙動がおかしくなったんです。坂を曲がり登りながらも横に引っ張られるという、いまだかつて経験したことがない怖い感じ。結構なスピードでカーブに進入したからだと思うんのですが、いやーこれは怖かった。終わってみれば、とても楽しくいい経験でしたが、これではいけませんよね。ということでFSF2023では、ノーマルのカングーでも焦らず走れるプログラム、もしくは走行の順番に配慮し、誰でもサーキットが楽しめる走行会を用意いたします! 皆さんぜひおいでください!