【プジョー106リフレッシュ企画】冷えないエアコンを修理せよ!~その1~
2023.08.24
10月15日に開催されるスピードフェスティバル2023に向けてリフレッシュ企画が進行中のプジョー106。
足回りや塗装など弄りたい部分は多々あれど、昨今の猛烈な暑さの前に、まずはエアコンの修理から取り掛かることに。実は納車直後に一度コンプレッサーの焼き付きで修理をしており、その後しばらくはエアコンが効いていたものの、いつからか冷風は出なくなり、ただの送風機に。
正直なところ暑さ自体は窓を全開にすればある程度は我慢できるんですが、雨の日のデフロスターも使えなくなってしまうので、そちらの方が不便なんですよね。……というわけでエアコン修理のため、埼玉県にあるフランス車の駆け込み寺「オートポワルージュ」さんへ。
この手のヤングタイマー車にあるあるなエアコン不動原因と言えば、エアコンの冷却ガス漏れ。我々も最初はそれを疑って修理に取り掛かったものの、なんと今もラインにガスは残っている模様。となると、次に考えられる原因は配管の詰まり。長年の使用により劣化した配管からのゴミなどでエキスパンションバルブなどが詰まってしまうのだ。

新品のエキスパンションバルブ。部品が出るのはありがたい。
幸いプジョー106用のエキスパンションバルブは部品が出るので、この際新品に交換することに。

アメリカ製のエアコンガスライン洗浄剤。
更に今回配管にはアメリカ製の強力な洗浄剤でクリーニングも並行して実施。オートポワルージュの大竹代表曰く、配管に詰まった頑固な汚れやゴミもこれ一本でほとんど洗浄できるのだとか。専用の噴霧器を使ってボディ側の配管に薬液を注入! 確かに透明だった薬液は洗浄後には汚れで濁りドロドロ、これは効果がありそうだ!

エキスパンションバルブの取付口より、薬液を噴霧!

洗浄後の薬液、ドロドロ……。
洗浄と新しいエキスパンションバルブの取付も終わり、これでエアコンも無事復活かと配管を元に戻そうとしたしたその瞬間…! リキッドタンク側の配管を見ると、謎の固形物がぎっしり……。

配管に謎の固形物が!!

リキッドタンクの乾燥剤が詰まりの原因だった模様。
なんと詰まりの原因は、リキッドタンクの中の乾燥剤が経年劣化で配管に流れ出し、ガスの流れをせき止めているというものでした。
エアコンが効かない根本の原因は分かったものの、リキッドタンクの部品を取り寄せないとこれ以上の修理続行は不可能! ……ということでエアコン修理編はその2に続きます。