今年のFSFも「アバルトクラシケ」に注目! 2022では4台ものTCRが来場!
2023.06.09
FSF2022に集まったフィアットアバルト1000TCRはなんと4台! アバルトのクラブ員でも、ここまでの個体が集まるとは思っていなかったそうだが、この4台は、偶然にも1967年から1970年まで、それぞれ1年ずつ年式が異なるモデルだった。一般来場者から見れば、このカラフルなボディが並んでいるのを見るだけでも十分に楽しめるが、オーナー同士でも、年式による細かな仕様の違いを発見するなど、違った視点で楽しんでいたとのこと。
ETC(欧州ツーリングカー選手権)に代表されるツーリングカーレース用に開発されたフィアット600系アバルトの究極形となった1000ベルリーナ・コルサ・ラディアーレ、通称TCRは、クロスフローの専用エンジンや、前後とも新開発の足まわり、そして後世のGr.5マシンのようなボディを持ち、目論見どおりETCほか、あらゆるレースを席巻した。
アバルト製レーシングベルリーナの中でも火を吐くように激辛な一台! 元ワークスカーや名門サテライトチームカーなど、いずれも素晴らしい経歴の4台が揃うのは、本当に驚くべきことであった。今年のFSFもアバルトクラシケに注目だ!